a beautiful day for diffusion of a death by exposing it to the elements.
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あまりの暑さに頭が沸いて突発的に書きました。
俺=竹谷かもしれない。
-----------------------------------------
今年の夏は本当に暑い。
たぶん今まで経験してきた中では、ダントツの猛暑ではないだろうか。
同じようなことを、隣に立つ久々知兵助も思っているのではないかということは、汗をかいてうつろな目をした表情からも見てとれた。
久々知は俺の視線に気がついたのだろうか、こっちを見て、ダルそうに笑った。
「本当に暑いよなぁ」
滅多にない昼間の任務。
ほとんど廃墟と化した、打ち捨てられた誰かの屋敷。雑草があちこち投げやりに生い茂った庭に、蝉の声が弱々しく響いている。
俺たちは庭のはずれにある蔵の脇に立っていた。
本来なら影になって、少しは涼しさを堪能できる場所なのだろうが、蔵もまた、すでに建物の形をほとんど留めていないから、日よけにならない。
時折、湿っぽい熱風が吹き抜けていく。精一杯育ききったところで立ち枯れた膝丈ほどの雑草が、かさかさとしらじらしい音を立てた。
京の町の喧騒が遠くに聞こえるが、ここは本当に静かだ。
「むせ返るような暑さっていうのは、こういうのを言うんだろうな」
久々知は苦笑いする。
「まぁ、こんなものが近くにあるんだし、しょうがねぇ」
俺もつられて笑いながら、視線を足元に落とした。
そこには、さっき俺たちに腹から胸をざっくり斬られた男が、内臓を地面にぶちまけて、ぴくりとも動かずに横たわっていた。
吹き出した血は、もうすっかり血だまりになっている。ただでさえクソ暑い中にむっと立ち上る熱気と生臭い臭気に、しばらくは少し吐き気がしたが、今はもう鼻が慣れた。
男は当然、死んでいる。さっき、一応、久々知と一緒に脈の確認もした。
「もうすぐ先生たちが回収に来るよ。それまでの辛抱だ」
久々知が、額から流れる汗を袖で拭いながら言う。俺に言うというよりは、自分に言い聞かせているようだった。
「早く来てくれねぇかな」
俺は祈るような気持ちで言った。
「誰かに見つかって、もう一人分死体を増やしたりしたら、たまったもんじゃねぇし」
「大丈夫だよ」
久々知は俺に、因数分解について語るような、優等生然とした口ぶりで言った。
「このクソ暑いのに、こんな廃墟にわざわざ来る奴なんていやしないよ」
「まぁ、そうだな」
俺は懐に手を入れて、水を入れた竹筒を取り出した。飲もうとすると果たしてすでに空になっていたが、それを見た久々知が、黙って自分の竹筒を差し出してくれた。
「悪ぃな」
俺は片目をつぶって拝むような仕草をし、受け取った。
生ぬるい水を喉から体に染みこませながら見上げた空の青は、目に灼きつくように濃く鮮やかだった。
俺=竹谷かもしれない。
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今年の夏は本当に暑い。
たぶん今まで経験してきた中では、ダントツの猛暑ではないだろうか。
同じようなことを、隣に立つ久々知兵助も思っているのではないかということは、汗をかいてうつろな目をした表情からも見てとれた。
久々知は俺の視線に気がついたのだろうか、こっちを見て、ダルそうに笑った。
「本当に暑いよなぁ」
滅多にない昼間の任務。
ほとんど廃墟と化した、打ち捨てられた誰かの屋敷。雑草があちこち投げやりに生い茂った庭に、蝉の声が弱々しく響いている。
俺たちは庭のはずれにある蔵の脇に立っていた。
本来なら影になって、少しは涼しさを堪能できる場所なのだろうが、蔵もまた、すでに建物の形をほとんど留めていないから、日よけにならない。
時折、湿っぽい熱風が吹き抜けていく。精一杯育ききったところで立ち枯れた膝丈ほどの雑草が、かさかさとしらじらしい音を立てた。
京の町の喧騒が遠くに聞こえるが、ここは本当に静かだ。
「むせ返るような暑さっていうのは、こういうのを言うんだろうな」
久々知は苦笑いする。
「まぁ、こんなものが近くにあるんだし、しょうがねぇ」
俺もつられて笑いながら、視線を足元に落とした。
そこには、さっき俺たちに腹から胸をざっくり斬られた男が、内臓を地面にぶちまけて、ぴくりとも動かずに横たわっていた。
吹き出した血は、もうすっかり血だまりになっている。ただでさえクソ暑い中にむっと立ち上る熱気と生臭い臭気に、しばらくは少し吐き気がしたが、今はもう鼻が慣れた。
男は当然、死んでいる。さっき、一応、久々知と一緒に脈の確認もした。
「もうすぐ先生たちが回収に来るよ。それまでの辛抱だ」
久々知が、額から流れる汗を袖で拭いながら言う。俺に言うというよりは、自分に言い聞かせているようだった。
「早く来てくれねぇかな」
俺は祈るような気持ちで言った。
「誰かに見つかって、もう一人分死体を増やしたりしたら、たまったもんじゃねぇし」
「大丈夫だよ」
久々知は俺に、因数分解について語るような、優等生然とした口ぶりで言った。
「このクソ暑いのに、こんな廃墟にわざわざ来る奴なんていやしないよ」
「まぁ、そうだな」
俺は懐に手を入れて、水を入れた竹筒を取り出した。飲もうとすると果たしてすでに空になっていたが、それを見た久々知が、黙って自分の竹筒を差し出してくれた。
「悪ぃな」
俺は片目をつぶって拝むような仕草をし、受け取った。
生ぬるい水を喉から体に染みこませながら見上げた空の青は、目に灼きつくように濃く鮮やかだった。
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一. 日本史から入ったタイプなので、落.乱、忍.た.ま以外のアニメ、マンガ、ゲームの話にはついていけないことが多いです。申し訳ない!
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