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futta2329m_125527529147033.jpg網問「間切は、海に雪が降るのを見たことある?」

間切「瀬戸内じゃそれほど雪は降らないからな。そんなに見たことはねぇな」

網問「俺はアイヌや奥州で、しょっちゅう海に降る雪を見ていた。それでいつも思っていたんだ。雪が溶けるとき、白さは何処に行くんだろうって」


表題の詩句「雪が溶けるとき~」は、文豪・W. シェイクスピアのものです。私のじゃありませんwwww(またか)
肉体が消え去るとき 純粋な魂は何処へ行くのか という意味を含んでいるのだそうです。

網問は何があって、どんな経験を重ねて、兵庫水軍にまで辿り着いたんだろう。
もしも私にものすごーく時間があれば、アイヌで生まれて親を失った網問が安藤水軍に拾われ、そこでしばらく過ごした後、奥州を下り、相模や駿河、遠江を通って、各地の水軍を転々としながら瀬戸内海に行き着くまでの話を書いてみたい。

しかし、そうするには各地の漁業文化や海上文化を調べることから始めないといけないですからね…ムリです。今の私には山の文化だけで手一杯です。だいたい自分が生まれ育ったのも山のほうな上、今も海とはとんと縁のない生活をしているので、海の近くや上で生活するということについて、想像すらできません。
どの方面から切り込もうとしてみても、ムリです。

最初は獣みたいだった子が、本州を南下していくうちにだんだん思慮深くなっていく、みたいな話にしてみたいんですけどね。ホント、書きたいネタだけは腐るほどあるのに時間がない。ああああ。

で、変に経験値が上がっちゃって、頭でっかちになってきた頃に兵庫水軍に出会う。世の中ちょっとナメてかかってた弱冠16歳が、日本有数の水軍の船頭だとか山立だとか、舵取、鉤役、手引、水練なんかに会ってガビーンってなるの。
優男だと見くびっていた義丸にコテンパンにやられて鬼蜘蛛丸に介抱されたりとか、問題てんこ盛りな家庭環境で育ったヤンキー・間切とのあいだに友情が芽生えたりとか。

でも結局は、流浪を宿命づけられているっていうのがいいなぁ。最後は兵庫水軍とも別れて、沖縄とかタイとか目指しちゃえばいい。

網問は何となく、この一節のような人ではないかと思うのです。

「自分はひとつ所にとどまるとゴタゴタを引き起こしてしまうか、ゴタゴタのたねになるかする。しかし人びとの間を歩き廻っているかぎりでは、平和をもたらすことができる。自分はそういうトリックスターだ。」(大江健三郎『M/Tと森のフシギな物語』)

それで網問が行ってしまった後、最後に、間切がぽつんと呟くんだ。

「雪が溶けるとき 白さは何処へ行くのか」

※写真は著作権フリー素材サイトさんから貰ってきました。今日は他人の褌で相撲をとってばっかりだ!

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